定数と変数の違いとは
皆さんは定数と変数について知っていますか?世の中の数字は定数と変数の2種類に分けることが出来ます。前回のブログでもお伝えしたように、営業職は数字を追っていく仕事ですが、その数字も定数と変数に分けることが可能です。今回は定数と変数の違いのご説明と営業職はどちらに集中すべきなのかお話したいと思います。
定数と変数の違い
定数・・・自発的には変えることができない数字のこと
変数・・・自発的に変えることが出来る数字のこと
定数と変数の違いを簡潔に説明すると、自分でコントロール可能か不可能かの違いです。コントロール可能な数字は変数、コントロール不可能な数字は定数です。
エージェント業務における数字で詳しくご説明していきたいと思います。例えば媒体でのスカウトを例えに上げると、スカウト数が変数、返信数や返信率は定数となります。スカウトをする数はコントロールすることは可能ですが、返信数や返信率はコントロールすることは難しいです。工夫次第で変化は多少起こせますが、自分だけでなく他人が意思決定するという意味で定数だと考えます。
ここで気づいた方もいるかと思いますが、エージェント職で目標にしている数字やKPIなどの数字は、全て定数なのです。
多くの人は定数を変数に変えようとします。
定数はコントロール不可能ですが、数字が全く変わらない訳ではありません。ですが、ほとんどの人は定数を動かすために多くの時間と労力を費やし、自分でコントロール可能な変数に時間を割くことが出来ていない方がほとんどです。
エージェント業務での変数はスカウト数だけではありません。例えば求職者との面談時間も変数になりますし、書類選考が進んだ方(面接待ち)との面接の打合せの回数も変数になります。面談後の進捗人数は定数となりますが、面談後の進捗人数を増やすために行うロープレの回数は変数になります。
業務を行う上で大切なのが、業務での数字が変数なのか、定数なのか、ご自身で分類することです。分類しておくことで自分でコントロール可能な数字なのか、不可能な数字なのかを明確にすることが出来ます。大切なのは『コントロール可能な数字を自分でコントロールすること』コントロールがしっかりとできれば定数の数字も良い方向に変わってきます。各プロセスのレシオを見続けてみると、どこかで改善がストップしていると思います。トップコンサルタントは、定数の変化で紆余曲折しません。そもそもそのようなものだと捉えているからです。できる人は、自分で変化を起こせることに注力します。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は定数と変数の違いについてお話しました。営業職として目標数字や追っている数字は定数であることがほとんどですが、向き合うべき数字は定数ではなく変数です。ご自身でコントロールすることが可能な数字やアクションをしっかりとコントロールしていきましょう!
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