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エージェントが行うべき、正しい伴走とは?

エージェント業(人材紹介)として最大の目標は顧客への価値提供やキャリア形成において正しい形で転職者と企業をお繋ぎをすることです。もちろん、KPIとして色々な数字を立てているかと思いますが、正しく伴走することが出来れば、結果は自然に出ると思っております。今回は正しい伴走を行うにあたってフェーズ毎に大切となってくるポイントについてお話していきます。

懸念点を先に伝えておく(リスクヘッジ)

応募承諾を取る際、転職者に紹介する企業のメリットを伝えることはもちろん大切ですが、懸念点も事前に伝えておくことが大切になってきます。懸念点を伝えることで応募に繋がらないのでは?と思い、メリットのみ伝えてしまいがちなエージェントが多いかと思います。懸念点を伝えていない状態で応募が取れて選考が進んだ時、後々懸念点が発覚すると選考中の企業と比較して志望順位が下がったり、最悪辞退することも考えられます。結果、多くの時間を関わる全員が浪費する事になります。

例えば希望の年収が出ない可能性がある場合も懸念点の1つになります。その状態で「希望年収は出ると思います」と転職者にお伝えすると、転職者は希望年収が出るものだと思って選考に進みます。その状態で内定が出て、想定年収が希望年収未満だった時、再度、入社まで意向を高めるのは非常に難しく、正しい伴走が出来ていないと言えます。そのため、想定する懸念やリスクは事前に転職者にお伝えし、懸念点以上のメリットを転職者に伝え、納得いただいた上で選考に臨んでいただく方が正しく伴走ができてきます。

転職者の動向を常に確認する(現状把握)

転職者が自社だけを利用している(独占)場合を除いて、転職者は複数のエージェントを利用して転職活動を行っています。そのため、転職者の動向は常に確認しておく必要があります。他のエージェント経由で何社書類選考で応募したのか、そこから何社面接が入ったのか、面接が入っている企業の志望順位はどういったものか、またその理由は何故か。こういった動向を確認しておかないと、正しく伴走が出来ないケースもでてきます。特に歴が浅いエージェントは内定が目標になっている方が多いですが、エージェントとしての目標は冒頭でもお伝えしたように、顧客への価値提供やキャリア形成において正しい形で伴走していくことです。内定が出てから転職者の動向を確認すると手遅れのケースもありますので、面談時、対策時、面接後の電話時など転職者と接点を持ったタイミングで動向を確認していきましょう。現状把握を正しく行う事は、エージェントとして必須要件となってきます。

企業と転職者との情報不一致を意識する(すり合わせ)

意外と見落としがちなのが、企業と転職者の情報の不一致です。一時間程度の面接では転職者も企業も充実したコミュニケーションを取れることも少なく、機会損失になってしまうケースも発生いたします。そのため、エージェントが間に入ることで情報の不一致のずれを解消することがエージェントとしての介在価値の一つだと感じております。特に最終フェーズでは転職者に目を向けがちですが、最終的に企業に良い人材を紹介すること、企業の採用支援を行っていくことも本来の業務です。そのため、企業側の状況を確認したり、求職者の状況を共有することで、転職者だけでなく、企業とも伴走することができます。エージェントと企業では、企業側からの情報発信が転職者には響きやすく、いかに企業と協力していけるかが大切だと感じております。

また、エージェントは客観的視点を持つことが大切です。自社から選考が進んでいる企業で入社してほしいという気持ちから、どうしても自社から選考が進んでいる企業を強く進めてしまいがちです。しかし、転職者の今後のキャリアを見据えた上で他の企業がより良いキャリアを築いていけると思った場合、他社から進んでいる企業をオススメすることも必要です。

将来のキャリア(キャリアアンカー)を押さえた提案を行う

正しく伴走できているエージェントは、求職者の将来のキャリアを押さえた提案を行っており、Opptyでもそういった転職支援を目指しております。こちらは以前のブログにて掲載しておりますので、まだご覧になられていない方は下記よりご覧ください。

Opptyが目指す転職支援

キャリアアンカーを押さえた上で転職者の将来キャリア、思考性からキャリアアップに繋がる提案を行うことで、選考前から転職者の入社意欲を高めておくことが可能です。年収などの条件が他社から出たとしても、入社時点での条件に目がくらむことなく、転職者自身、キャリアアップに繋がる転職先を選んでいただけます。結果として、効率のよい採用支援、転職支援ができると考えます。

まとめ

今回はエージェントが行う正しい伴走ついてお話しましたが、いかがだったでしょうか?転職者と正しく伴走することがエージェントとして一番大切になってきます。文中にもお話したように歴が浅いエージェントは内定をゴールと捉えて動く方が多いですが、一番のゴールは転職者と接点を持ったタイミングから正しく伴走を行っていくことです。正しく伴走が出来ていれば自ずと結果はついてきますので今回お伝えした下記の点を意識して動いていきましょう。

・懸念点を先に伝えておく(リスクヘッジ)

・転職者の動向を常に確認する(現状把握)

・企業と転職者との情報不一致を意識する(すり合わせ)

・将来のキャリア(キャリアアンカー)を押さえた提案を行う

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